JEPLANと再生プラスチックのグローバル取引プラットフォームを手掛けるRebound社、UAEでの再生PET市場の確立に向けた共同プロジェクトに関する基本合意書を締結

株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹、以下「JEPLAN」)は、アラブ首長国連邦(以下「UAE」)の首都アブダビに拠点を置き、再生プラスチック取引市場のグローバル展開を手掛けるRebound Limited(統括マネージャー:マリヤム・アル・マンスーリ、以下「Rebound社」)との間で、UAEでの適切なエコシステム下での再生PET市場確立に向けた共同プロジェクトに関する基本合意書(以下「本合意書」)を2023年5月31日「Make it in the Emirates Forum」にて締結いたしました。

本合意書を締結したRebound社は、UAEの投資持株会社であるInternational Holding Company(IHC)の子会社であり、立ち上げてからまだ1年たたない世界初となる再生プラスチックのグローバル取引プラットフォーム「Rebound Plastic Exchange」(RPX)を提供しています。

本合意書の締結は、UAE産業・先端技術省(以下「MoIAT」)がアブダビ経済開発局(ADDED)とアブダビ国営石油会社(ADNOC)とで共同開催した「Make it in the Emirates Forum」内の締結式にて行われました。この締結式には、MoIATほか、経済産業省やユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI)も立ち会いました。

本プロジェクトは、2023年11月UAEで開催される第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)を見据えたもので、UAEでのPETケミカルリサイクルプラントの建設に向けた実証プロジェクトの合意を目指して共同検証が進められます。共同検証を通じて、UAEにおけるパートナー企業の参画を広く求め、UAEでの再生PETのサプライチェーン構築を目指していきます。本合意書の締結により、4つのステップからなる共同検証は段階的に進められていきますが、JEPLANはUAEで回収された使用済みペットボトルの品質調査及びリサイクルコストの検証ほか、プラントの製造オペレーションの検証等に携わることになります。
「Make it in the Emirates Forum」では、UAEの経済成長とその多様化、更には2050年までに達成を目指す脱炭素化・CO2排出ネットゼロに向けてMoIATの戦略的な取り組みが数多く締結されましたが、本合意書もその一つとして位置付けられています。

JEPLANは、「あらゆるものを循環させる」をビジョンに掲げ、独自のPETケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」を用いて、主にペットボトル及びポリエステル繊維を対象として、使用済み製品を石油由来の製品と同等品質にリサイクルすることで、何度でも繰り返し再生が可能な資源循環を実現し、CO₂の排出量削減に寄与し、また現在ではグループにて本技術を用いたPETケミカルリサイクルのプラントを日本国内の2拠点で運営しています。
これまでの当社の10年以上にわたるリサイクル事業に係る知見及び独自技術が評価され、この度のUAEでの共同検証に参加することになりました。

今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というビジョンの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、サーキュラーエコノミーを牽引していくことに努めてまいります。

締結式の様子 *写真左から:JEPLAN 代表取締役 執行役員社長 髙尾 正樹/資源エネルギー庁資源・燃料部 企画官 渡邉雅士様/UAE 教育先端技術担当大臣 Sarah Bint Yousif Al Amiri閣下/UAE 産業先端技術省事務次官 Omar Ahmed Suwaina Al Suwaidi閣下/REBOUND Alvin Pereira様

 

 

Rebound Limited (https://www.reboundplasticexchange.com)

統括マネージャー:マリヤム・アル・マンスーリ
設立:2021年12月
主な事業内容:再生プラスチック産業に関する上限、パートナーシップ契約の締結、プラスチック原料の取引促進に関する支援事業

 

当該プレスリリースはこちら

【JEPLANプレスリリース】JEPLANが、Rebound社UAEでの再生PET市場の確立に向けた共同プロジェクトに関する基本合意書を締結.pdf

 

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