BRING Technology™ 服から服をつくる

毎分、100万本が売れる
「ペットボトル」(*1)

ペットボトルは世界で最も流通している食品容器の一つです。世界では毎分100万本ものペットボトルが販売されていますがその多くは1度使われたきりで廃棄され、焼却もしくは埋め立て処分されています。その一方で、キャップやラベルを取り除くと単一素材でつくられているペットボトルはリサイクルに適した素材であるともいえます。他の食品容器と比較しても高い割合で回収され、様々な「もの」に生まれ変わっています。日本は世界でも回収率が高い国の一つであり、年間に販売される250億本(*2)のうち、約85%が回収されて下敷きや防草シート、洗剤ボトル、アパレル製品などにリサイクルされています。しかしながら安全面や衛生面を鑑みると再度、飲料用ペットボトルに再生する水平リサイクルは非常に難しく、ごくわずかしか実現していませんでした。

近年、マイボトルを持つ人が増えるなどペットボトルの生産量そのものを減らしていくための活動も先進国を中心に活発になっています。けれどペットボトルの機能性や携行性を考えると、世界全体が一気に脱ペットボトルに舵を切るのは難しいのが現状です。とすれば、従来の手法で再生できなかったペットボトルをリサイクルするための新たな取り組みが必要になってきます。
出典:
*1 “A million bottles a minute: world’s plastic binge ‘as dangerous as climate change”, The Guardian, PUBLISHED JUNE 28, 2017 [https://www.theguardian.com/environment/2017/jun/28/a-million-a-minute-worlds-plastic-bottle-binge-as-dangerous-as-climate-change]
*2 「2018年度統計データ、PETボトルリサイクル推進協議会」[http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/calculate.html]

循環する“資源”へと変わるペットボトル

そこで私たちは「ボトルからボトルをつくる」BRING Technologyを開発しました。
これはペットボトルをリサイクルして新たなペットボトルに甦らせることができる技術で、これによりペットボトルは資源となり、サステナブルなパッケージに生まれ変わります。加えて、このリサイクルは何度も繰り返すことが可能です。BRING Technologyにより廃棄されるペットボトルの量を削減することは、ペットボトルが引き起こす環境問題へのソリューションとなり、サステナブルな社会の実現へ向けた大きな歩みとなるはずです。

これまでの世界

ペットボトルからペットボトルをつくる“ボトルtoボトル” 、近年、メカニカルリサイクル事業者を中心に
製造がスタートしていますが、ケミカルリサイクル事業者による事業化も急がれています。
BRING Technologyは不純物の除去という点に優れており、これによりペットボトル→ペットボトル
という循環を何度でも繰り返すことができるようになります。使用後のペットボトルは
もはやごみではなく、新たにペットボトルをつくるための資源になるのです。
BRING Technologyはペットボトルが循環し続ける資源であることを証明します。

メカニカルリサイクルとBRING Technology、それぞれの利点を生かして組み合わせて
最適なリサイクル手法を用いることで、いつの日か世界で流通しているすべてのペットボトルを
リサイクルすることも夢ではなくなるかもしれません。
BRING Technologyはペットボトルにサステナブルなパッケージという未来を描いていきます。

BRING Technology™がある世界

ボトルからボトルをつくるプロセス

ボトルからボトルをつくるプロセス

グループ会社
ペットリファインテクノロジー株式会社

所在地
〒210-0867
神奈川県川崎市川崎区扇町12-2
電話
044-366-3200
設立
2008年10月10日
URL
https://www.prt.jp
ペットリファインテクノロジー株式会社