JEPLANが“ボトルtoボトル”を協働する長崎県 長崎市と 再生PET樹脂を用いた地域オリジナルの循環型ボトル「ながさき水道水」を制作
-JEPLANグループでは水道水を充填した初めての地域ボトルが誕生 –

株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹、以下JEPLAN)は、JEPLANのグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社(代表取締役社長:伊賀 大悟、以下「ペットリファインテクノロジー」)とボトルtoボトルのリサイクルに取り組む長崎県長崎市(市長:鈴木 史朗)と協働し、再生PET樹脂を用いた地域オリジナルの循環型ボトル(以下、「本ボトル」)を制作いたしました。

日本のペットボトルは回収率94%、リサイクル率86% ※1と非常に高い数字である一方で、回収されたペットボトルがペットボトルに再生されるとは限りません。新たな製品へと生まれ変わったとしても、それが再びリサイクルできるものでなければ、いつか地球上の資源に限界がきます。JEPLANグループでは、全国の様々な地域と連携をしてペットボトルを回収し、再び新たなペットボトルに生まれ変わらせる資源循環を推進しています。現在、JEPLANグループでは27の自治体とともにこの取り組みを進めており、長崎市とは2022年に協働を始めています。

通常、ボトルtoボトルのリサイクルは使用済みペットボトルを新しいペットボトルに再生するまでの工程となるため、回収地域の皆様に再生PET樹脂を用いたペットボトルを資源として実感していただく機会が乏しい状況です。そういった状況を解決すべくJEPLANは今回の長崎市との取り組み同様に、2023年3月に大分県別府市、2023年7月に神奈川県藤沢市とのオリジナルペットボトル制作を行ない、資源循環の見える化を通して、地域住民の分別回収への意欲向上や水平リサイクルによる資源循環の重要性の認知獲得に取り組んでいます。今回、長崎市との地域オリジナルボトル制作は、JEPLANグループにとって、ボトルtoボトルに取り組む地方自治体の中で全国3番目の取り組みになります。

本ボトルは、使用済ペットボトルをJEPLANグループ独自のPETケミカルリサイクル技術により再生したPET樹脂を用いて製造しています。分子レベルに分解した後に不純物を取り除き、石油由来のPET樹脂と同等品質のPET樹脂に再生するため、回収した使用済ペットボトルを何度でもリサイクルすることが可能です。
本ボトルのラベルには、ゼロカーボンシティの宣言を掲げる長崎市の象徴「Zero Carbon Action Nagasaki 」のロゴがあしらわれ、未来に向けた平和への願いをあかるくイメージしたデザインとなっています。またJEPLANの何度でも生まれ変わる循環のシンボルであるハチマークも描かれています。“ながさき水道水”と銘打たれた本製品には、明治時代より給水を開始し「長崎おいしい水の日」を制定するほどのこだわりをもつ“長崎市の水道水”が充填されていて、JEPLANグループが制作するボトルとしては、全国で初めて水道水が充填された地域オリジナルの循環型ボトルになります。なお、本ボトルは、2023年11月に開催されるながさきエコライフ・フェスタでの披露を予定しています。

今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というビジョンの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーの牽引に努めてまいります。

※1 出展:「PETボトルリサイクル年次報告書2022」

 

BRING BOTTLE WATER -長崎市オリジナルボトル-

  • 品名:ミネラルウォーター
  • 原料名:水(水道水)
  • 内容量:290ml
  • 採水地:長崎県手熊町
  • 製造所:長崎名水株式会社
  • 特徴:
    ・PETボトルは使用済ペットボトルを原料に、JEPLANグループ独自のPETケミカルリサイクル技術を用いてリサイクルされた、石油由来の樹脂と同等品質をもつ再生PET樹脂を使用しています。
  • ・分子レベルに分解した後に不純物を取り除き、PET樹脂に再生するため、回収した使用済ペットボトルを 何度でもリサイクルすることが可能です。

<オリジナルラベル>


長崎県長崎市(https://www.city.nagasaki.lg.jp/

市長:鈴木 史朗

 

当該プレスリリースはこちら
【JEPLAN プレスリリース】JEPLANが“ボトルtoボトル”を協働する長崎県 長崎市と再生PET樹脂を用いた地域オリジナルの循環型ボトルを制作_Final.pdf

ニュース一覧へ戻る