PETボトルのケミカルリサイクル

PETボトルは世界で最も流通している食品容器の一つです。世界では毎分100万本ものPETボトルが販売*1されており、 その利便性から多くの国々で日常的に使用されていますが、リサイクルされる割合は限られており使用後の処理が課題となっています。 一方で、PETボトルはキャップやラベルを除けば容器全体が単一素材(PET)でできているため、リサイクルしやすい特性を持っています。

日本は世界でも回収率が高い国の一つであり年間約64万トン*2のPETボトルが販売され、そのうち約85%*3が回収・リサイクルされています。回収されたPETボトルの多くは、食品用トレーや衣類(ポリエステル繊維)など、PETボトル以外のさまざまな製品にリサイクルされており、再びPETボトルとしてリサイクルされる割合は約34%*4に留まっています。「PETボトルから再びPETボトルへとリサイクルする」ための新しい技術や取り組みが求められています。 出典:
*1 “A million bottles a minute: world’s plastic binge ‘as dangerous as climate change”, The Guardian, PUBLISHED JUNE 28, 2017
*2,3,4 PETボトルリサイクル年次報告書2024(PETボトルリサイクル推進協議会)

循環する“資源”へと 変わるPETボトル

そこで私たちは、「ボトルからボトルをつくる」ケミカルリサイクル技術を開発しました。
PETボトルは資源となり、サステナブルなパッケージに生まれ変わります。

これまでの世界
PETボトルからPETボトルをつくる“ボトルtoボトル”のリサイクルは、近年、メカニカルリサイクル事業者を中心に製造がスタートしていますが、ケミカルリサイクル事業者による事業化も急がれていました。

これまでの世界

ケミカルリサイクル技術がある世界
当社のケミカルリサイクル技術は不純物の除去という点に優れており、これにより“ボトルtoボトル”という循環を何度でも繰り返すことができるようになります。
メカニカルリサイクルとケミカルリサイクル、それぞれの強みを生かして組み合わせることで、世界中に流通しているすべてのPETボトルをリサイクルする。そんな未来も、決して夢ではないかもしれません。
私たちは、PETボトルが持続可能なパッケージとして繰り返し循環する、サステナブルな未来の実現を目指しています。

BRING Technology™がある世界

PETボトルのケミカルリサイクルプロセス

グループ会社

ペットリファインテクノロジー株式会社

神奈川県川崎市川崎区扇町12-2

ペットリファインテクノロジー株式会社